Exhibition Photo: Takafumi SAKANAKA / 引込線2019実行委員会・Marico AOKI
第1回 hanage企画 展覧会
人生ゲーム 祭 オフィスざんまい
Artists:青木真莉子、東野哲史 curated by : hanage
2019年9月8日(日)- 10月14日(月) 場所: 「引込線/放射線」 会場 第19北斗ビル ( 埼玉 )
第1回 hanage企画 展覧会、hanageの敬愛する東野哲史さんをゲストにお迎えして、hanageメンバーの青木真莉子との展覧会を開催致しました。取り壊しが決まっている一風変わった北斗第19ビルで起ったかもしれない様々な出来事、人間ドラマを、人生ゲーム仕立てで構成し、リアルで奔放な妄想を現実空間に出現させると同時に、お互いの日々過ごす日常からヒントを得た、あるいは直結したものが作品として並びます。2人の会話、密なやり取り、あの手この手でアイディアや作品を出し合う千本ノックのような制作は会期中も続きました。ここでしか出会えない、どこにでもある人生のゲームが、べったりと絡みつく異色の展覧会です。
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産まれてからずっと選択ざんまい。何を食べる?どこに行く?どれを選ぶ?誰とLOVEする?あまりの選択の多さに吐き気さえ覚えて、結局は決まったサイコロの目どおりに駒が進んでいくんじゃないかって思いたい。けれどやっぱりゲームは最後まで楽しみたいし、ベタベタの人生という祭の神輿をかつぎながら非常口に走って行くオフィスの残暑。
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Guest Artist
東野哲史 | Tetsushi HIGASHINO
1976年滋賀県生まれ。1999年武蔵野美術大学空間演出デザイン学科卒業。非生産的生産活動という名目のもと、単なる思いつきや日常の取るに足らないものごとに対してのレスポンスを制作の起点として、インスタレーション、ビデオ、Web、パフォーマンスなど、メディアを問わず展開する。主な個展に、「a頭かな柔さはら」(Art Center Ongoing、東京、2019年)、「C-C-D」(Edmund Felson Gallery、ベルリン、2017年)など。主なグループ展に、「プラハ・カドリエンナーレ2019」(Výstaviště Praha Holešovice、プラハ、2019年)、「奥能登国際芸術祭2017」(旧小泊保育所、珠洲、2017年)、「TERATOTERA祭り Involve 価値観の異なる他者と生きる術」(三鷹第一アパート2、東京、2016年)など。
Tetsushi HIGASHINO